こんな悩みありませんか?
- 何を入力すればいいか分からず、AIで絵を作るのが難しいと感じている
- せっかく生成した画像が思い通りの仕上がりにならない
- 最新のMidjourney機能を使いこなせていない
MidjourneyはAI画像生成ツールです。Discord(ディスコード)や公式ウェブサイトで利用できます。
プロンプト(絵を指示する言葉)を入力すると、AIが自動で絵を生成します。これまで絵を描いたことがない方でも、文字を入力するだけでプロ並みのビジュアルを作成可能です。
2025年4月には最新のバージョン7がリリースされ、テクスチャや手足の表現精度が向上、新機能のDraft ModeやOmni Referenceが追加されました。
本記事では、初心者でも理解しやすいやさしい言葉で、Midjourneyの基本操作から35のプロンプト例、調整ポイント、学習リソースまでをくわしく紹介します。
こんな人におすすめ
- 文字だけで絵を作りたい初心者
- 絵の経験なしでプロ並みの画を試したい方
- 最新機能をすぐに使いこなしたい方
- コミュニティで継続学習したい方
目次
1. Midjourneyとは?基本操作
- Midjourneyのしくみ
- Discordのサーバー上で動くAIサービスです。
- また、公式ウェブサイトのWebエディタからも直接画像生成が可能になりました(2024年8月~)。
- ユーザーは専用のチャンネルやWeb UIでコマンドを送ると、Botが絵を自動生成します。
- 無料トライアルで試したあと、有料プラン(月額制)でより多くの回数や高品質設定が使えます。
- 生成された絵はすべてクラウドに保存されるので、自分のパソコンに保存したりシェアしたりできます。
- はじめての操作ステップ
- Discordで公式サーバーに参加し、Midjourneyチャンネルを見つける。
- テキスト欄に
/imagine
と入力し、スペースをひとつ入れる。 - その後ろにプロンプト(例:
a cute cat, sitting on a sofa, soft lighting
)を入力してEnter。 - 数秒〜数十秒待つと、Botが4つの画像を生成して返してくれる。
- 気に入った画像の下にあるボタンで「U1〜U4(アップスケール)」「V1〜V4(バリエーション作成)」を選ぶ。
- アップスケールした画像は高解像度に変更され、さらに細部まできれいに表示されます。
- よくある困りごとと対策
- 反応が遅い/生成が止まる:Botの稼働が集中している時間帯は、待機時間が長くなります。トライアルが終わっている場合は有料プランにアップグレードすると優先度が上がります。
- エラーが出る:プロンプトが長すぎたり、Discordの設定でBotがメッセージを処理できない場合があります。短いプロンプトにしたり、自分の役割パーミッションを確認しましょう。
- 英語がむずかしい:シンプルな英語でも十分。日本語でも動くことがありますが、英語プロンプトのほうが安定しやすいです。
2. プロンプトの組み立て方(かんたんガイド)
- プロンプトの基本構造
- 主語(被写体) + 状況 + スタイル + カラー + ライティング の順に書くと、AIが理解しやすくなります。
- 例:
a magical forest, glowing fireflies, misty atmosphere, pastel colors, soft lighting
- 主なパラメータと意味
パラメータ | 役割 | 例 |
---|---|---|
--ar | アスペクト比(横:縦) | --ar 16:9 (横長) |
--v | バージョン指定 | --v 7 (最新レンダリング) |
--draft | 下書きモード(低遅延プレビュー) | --draft |
--omni | Omni Reference機能 | --omni |
--uplight | 軽量アップスケール | --uplight |
--upbeta | ベータアップスケール | --upbeta |
--q | クオリティ(0.25, 0.5, 1, 2) | --q 1 (標準画質) |
--stylize | スタイライズ強度(1~1000) | --stylize 250 (中くらいの効果) |
--no | ネガティブプロンプト(除外ワード) | --no people (人物を除く) |
- プロンプト作成のポイント
- 短くシンプル:一文が長いとAIが混乱しやすいです。
- カンマ(,)で区切る:要素ごとに分けると認識精度が上がります。
- 英語表現を覚える:
cinematic
、vibrant
、minimalist
など、よく使う単語をリストアップしておきましょう。 - 試行錯誤を楽しむ:微妙な言い回しの違いで仕上がりが大きく変わるので、いろいろ試してみてください。
- プロンプト作成のポイント**
- 短くシンプル:一文が長すぎるとAIが混乱しやすいです。
- キーワードは半角スペースで区切る:カンマ(,)で要素を分けるとより正確になります。
- 英語表現を覚える:よく使う単語(
cinematic
,vibrant
,minimalist
など)をリストアップしておくと便利。 - 試行錯誤を楽しむ:微妙な言い回しの違いでイメージが大きく変わるので、いろいろ試してみましょう。
3. シーン別プロンプト35選(例)
3.1 風景イラスト(15選)
a serene mountain landscape, morning mist, soft pastel colors --ar 16:9 --v 7 --stylize 300
a fantasy forest with glowing mushrooms, cinematic lighting --ar 3:2 --q 2
sunset beach with palm trees, vibrant sky, high detail --ar 16:9
a futuristic city skyline, neon lights, rainy night --ar 16:9 --v 7 --stylize 500
an autumn park, falling leaves, warm tones --ar 4:3 --q 1
a snowy village at twilight, cozy lights, soft shadows --ar 3:2 --v 7
a desert oasis, clear water reflections, bright sun --ar 16:9 --stylize 200
a moonlit lake, starry sky, mist on the water --ar 16:9 --q 2
a colorful coral reef, underwater scene, high detail --ar 16:9 --v 7
a foggy swamp, twisted trees, eerie mood --ar 3:2 --stylize 350
a tropical island, white sand beach, turquoise sea --ar 16:9 --q 1
a volcanic eruption, lava flow, dramatic lighting --ar 16:9 --v 7
a snowy mountain peak, clear sky, sharp shadows --ar 16:9 --stylize 150
a tranquil waterfall, lush greenery, sunlight rays --ar 16:9 --q 2
a vast canyon, red rocks, sunset glow --ar 16:9 --v 7
3.2 ポートレート(10選)
a portrait of a young girl, soft lighting, warm tones --ar 4:5 --v 7
an elderly man, dramatic shadows, black and white --stylize 400
a happy child with balloons, bright colors, candid shot --ar 4:5
a warrior woman, fierce expression, cinematic lighting --ar 3:4 --v 7
a business professional, modern suit, minimal background --ar 1:1 --q 1
a fantasy elf, pointed ears, glowing eyes --ar 4:5 --stylize 300
a samurai in armor, moody lighting, dark background --ar 3:4
a robot portrait, metallic texture, neon accents --ar 1:1 --v 7
a smiling chef, kitchen background, warm atmosphere --ar 4:5
a black cat portrait, green eyes, high contrast --ar 4:5 --q 2
3.3 アイコン・ロゴ用(10選)
minimalist cat icon, pastel palette, simple shapes --ar 1:1 --q 1
geometric tech logo, neon blue and pink --stylize 200
flat design coffee cup icon, brown tones --ar 1:1
line art camera icon, thin strokes --q 1
bold letter logo, modern font --ar 1:1 --stylize 150
abstract shape icon, gradient fill --ar 1:1 --v 7
pixel art heart icon, retro feel --ar 1:1 --q 0.5
silhouette tree logo, green tones --ar 1:1
simple map pin icon, red accent --ar 1:1
flat design cloud icon, blue pastel --ar 1:1 --stylize 100
4. 結果の見比べ&調整のコツ
- ビフォー・アフター比較
- 同じプロンプトで
--stylize
を低→高に変え、抽象度の違いを確認。 --ar
を16:9→1:1→4:5と変えると、同じモチーフでも雰囲気が大きくかわります。
- 同じプロンプトで
- ちょっとした微調整
- カラー調整:
color grading
を追加して写真のような色味に。 - ライティング変更:
dramatic lighting
やsoft lighting
でムードが変わる。 - 構図の調整:
wide angle
をtelephoto lens
に変えて被写体の見え方をコントロール。
- カラー調整:
- くり返し作成でスキルアップ
- 気に入った生成結果をもとに、さらに細かい指示を足していく。
- Upscale後にPhotoshopやGIMPなど別のツールで仕上げるとプロフェッショナルな質感に。
5. もっと学べるコミュニティ&リソース
- 公式Discord:アップデート情報やコンテスト、他のユーザーの作品をチェックできます。
- Reddit(r/Midjourney):世界中のユーザーが作った作品やQ&Aが見られる。日本語の投稿も増えています。
- YouTube日本語チュートリアル:初心者向けから応用編まで、動画で手順を確認できます。
- ブログ&書籍:AIアートの専門家が書いた記事や本で、中・上級者向けのテクニックを学べます。
まとめ
この記事で紹介した35のプロンプトはスタート地点です。
細かいキーワードを足したり、パラメータを変えたりして、自分だけのオリジナル作品を作りましょう。
何度も試すことで、AIアート制作の楽しさが倍増します!